目次
建設業界に入ったきっかけ:派遣社員から現場事務へ
派遣社員として有名企業での事務職を経験した後、建設業界に転職した小林さん。きっかけは前職の契約満了後に新たな仕事を探していたタイミングで、現場の所長から依頼を受けたことでした。この出来事が、キャリアの大きな転機に…!
藤井: 今日は特別なゲスト回ですね!今日のゲストは、X(旧Twitter)のアカウント名が「会社を作る建築女子」の小林さんです!今回は僕から直接お声がけさせていただきました。小林さん、どうぞ!
小林:こんにちは!小林まゆみと申します。岡山県で「現場事務」という仕事をしています。2021年から細々と個人事業をしながら、現場事務員としても働いています。現在は会社を設立したいと考えていて、その準備段階としていろいろと活動しています。建設現場での困った経験を元に商品を開発して、それを販売しつつ、将来的には発達障害の方々が生き生きと働けるような会社を作りたいと思っています。よろしくお願いします!
藤井:自己紹介がすごく上手ですね!もっとお話を聞きたいところですが、まずは建設業界に入ったきっかけを教えてもらえますか?
小林:建設業に携わるようになって、11年ほど経ちます。もともとは某有名タイヤ会社で事務をしていましたが、契約満了で次の仕事を探していました。同じタイミングで、現場の所長さんが事務ができる人材を探していたんです。面接に行くと「いつから来れる?」って言われたのがスタートです(笑)。
藤井:なるほど!建設業の事務はどんな感じの業務をされていたんですか?
小林:最初は分からないことが多く、請求書を出すことしかできなくて…。でも今は施工図の修正や、グリーンサイトのチェック、請求書作成、職人さんとのコミュニケーションなど幅広く携わっています。現場の検査や、お客様が来られた際の対応、若手の職人さんのお悩み対応もしていますね。
藤井:ほんとに幅広いですね!小林さんみたいな方が現場にいると、絶対助かりますよね!
マリン:小林さんの話を聞いているだけで、現場の雰囲気が良くなる感じがします!
現場事務の仕事内容:書類作成、職人さんとのコミュニケーション
小林さんが携わる業務は、請求書の作成、施工図の修正、職人とのコミュニケーションなど多岐にわたります。中でも、職人たちの悩みを聞き、現場のスムーズな運営をサポートすることが大切だといいます。小林さんが現場の雰囲気を良くしている様子を想像し、納得する藤井とマリンでした。
藤井:建設業の事務はどんな感じの業務をされていたんですか?
小林:最初は分からないことが多く、請求書を出すことしかできなくて…。でも今は施工図の修正や、グリーンサイトのチェック、請求書作成、職人さんとのコミュニケーションなど幅広く携わっています。現場の検査や、お客様が来られた際の対応、若手の職人さんのお悩み対応もしていますね。
藤井:ほんとに幅広いですね!小林さんみたいな方が現場にいると、絶対助かりますよね!
マリン:それだけじゃなくて、職人さんとのコミュニケーションもされているんですよね?
小林:そうなんです。例えば、若手の1年生や2年生の職人さんたちの悩み相談に乗ったり、職人さんが何か困っていることがないかを聞いたりして、現場で気持ちよく働けるようなサポートをしています。また、お客様が現場を回られる時の対応や、所長さんとの橋渡し的な役割もしていますね。
藤井:いや~、それはただの事務員さんとは言えないですよね!めちゃめちゃ現場を支えている役割だと思いますよ。
「工事写真」への挑戦:現場を知るための新たな学び
建設分野の中で、小林さんが特に興味を抱いているのは「工事写真」。撮影に興味を持ち、さらに技術を学びたいと思っているといいます。「もっと役に立ちたい」と、積極的に現場にも入っているという小林さん。熱意に触れ、藤井とマリンも小林さんの目標を応援したい気持ちを大きくしました。
藤井:小林さんが建設現場で特に興味のある分野はありますか?
小林:全般的に興味津々なんですが、特に「工事写真」を勉強したいです!工事写真は、作業前・作業中・完成後の記録のことです。現場に入らないとわからないことも多いので、お願いして現場に入ることもあります(笑)。
藤井:確かに工事写真って重要ですよね。苦手な職人さんも多くて、僕も「これ使えないな…」っていう写真が半分以上だったりしますもん。
小林:そうです!ただ、それをきちんと撮るには現場の知識が必要で、現場に入らないとわからないことが多いんですよね。だから、今は「現場に入らせていただけませんか?」ってお願いしたりしてます(笑)。
藤井:職人さんって、写真撮影が苦手な方も多いですよね。職人さんって、写真撮影が苦手な方も多いですよね。
小林:ありがとうございます!建設業界が好きだからこそ、もっとみんなが助かることをやりたいと思っていて。工事写真の重要性を学びつつ、現場の力になれるようにチャレンジしたいなと思っています。
マリン:小林さんみたいな方が1人現場にいるだけで、すごい安心感がありますね。
自身の生きづらさが夢のきっかけに
マリン:小林さん、「まんまるホールディングス」という会社を作ろうと考えたきっかけって、どんなところにあったんですか?
小林:そうですね…。もともと私自身、ずっと「生きづらさ」を感じることが多かったんです。学校を卒業して社会人になってから初めて勤めた会社で、私はすごくミスが多い人だったんですね。
藤井:ミスですか?具体的にはどんな感じだったんですか?
小林:最初は商社に勤めていたんですが、電話が鳴ってもすぐに取れなかったりして…。ある日、上司に「お前はなんで電話が鳴ったらすぐ取らへんのや!」って怒鳴られて、ロッカーで壁をドンッ!と叩かれたこともありました。
マリン:えっ!?壁ドンですか!?それはめっちゃ怖いですね…。
小林:そうなんです。それで「あぁ、私は仕事ができない人間なんだな」って思い込んでしまって…。すごく落ち込みました。でも、どうにかしなきゃと思って、そこから自分なりに頑張ってきたんです。ただ、どんなに会社を変えても、その「生きづらさ」っていうのは変わらなくて。
藤井:その「生きづらさ」っていうのは、どういった部分で感じていたんですか?
小林:例えば、人と同じペースで仕事を進めるのが難しかったり、周りが当たり前にできることが自分にはなかなかできなかったり…。そういう場面が多かったんです。でも、よくよく考えてみると、それって私だけの問題じゃないんじゃないかなって思うようになって。
マリン:どういうことですか?
小林:はい。自分自身がそう感じてきたからこそ、同じように「生きづらさ」を抱える人たちが活躍できる場を作りたいと思うようになりました。単に「働ける場所」を提供するだけではなく、その人たちが得意なことを活かしてイキイキと働ける、そんな会社を作りたいんです。
マリン:小林さん自身の経験が、まさに今の夢の原点になってるんですね。
藤井:それってすごいことですよね!自分のつらい経験を乗り越えただけじゃなく、それを他の人たちのために活かそうとしているなんて、本当に素晴らしいです。
小林:ありがとうございます。私の経験が、少しでも同じように悩んでいる人たちの助けになれば嬉しいです。
「まんまるホールディングス」設立への想い:多様な人材の活躍を願って
小林さんは、発達障害の特性を活かした事業を展開する「まんまるホールディングス」の設立を目指しています。「自分と同じように困っている人を助けたい」と、発達障害やメンタル面の不調を抱える人の活躍を願う小林さん。会社名に込められた想いも語ってもらいました。
藤井:今、「まんまるホールディングス」という名前で活動されているんですよね?名前にはどんな意味が込められているんですか?
小林:いろんな特性を持つ方が、その特性を活かせる仕事を提供したいと思ったんです。例えば、「ものづくりが得意な人」は製品の制作、「黙々と作業するのが得意な人」は農作業やアート作品の制作、といった感じです。
マリン:なるほど!だから「ホールディングス」なんですね。いろんな事業が一つにまとまっているイメージで。
小林:そうなんです。そして「まんまる」には、頑張っている人がきちんと評価される世界を作りたいという思いを込めています。障害や事情があっても働ける場所を提供し、みんなが安心して前向きに働ける「日だまりの場所」を作りたかったんです。「まんまる」には、「トゲがない」「みんなが一つにつながる」という意味もあります。
藤井:めっちゃいいですね!「みんなまんまる」っていう合言葉も素敵です。感動して、言葉が出てこなくなりそう…。
マリン:ほんとですよね。こういう考え方がもっと広がったらいいなって思います!
藤井:小林さんのお話、ほんとに興味深くて、もっともっと聞きたいことがたくさんありますね!
マリン:今日はこれで終わりにするにはもったいないくらい!
藤井:次回も引き続きお話を聞かせてもらえますか?
小林:もちろんです!ありがとうございます!
藤井&マリン&小林:Bye Bye!
-
Instagram
-
X