マンマルポーチの紹介と開発プロセスについて

藤井:いやあ、マリンちゃん。本当に前回の小林さんのゲスト回、どうでした? うん、本当にね。ちょっとね、自分の人生を振り返ってしまってるんですけど…。いやあ、前回だけじゃ終わらなかったですね~。話が深すぎて。

マリン:はいはい。

藤井:聞きたいことが多すぎて…。台本があったはずなんですけど、どんどんどんどん脱線して、「これも聞きたい!」「あれも聞きたい!」ってなって。

マリン:そうなんですよ(笑)。僕も台本を見ながら、「戻さなあかんな」と思うんですけど…。

藤井:でも、「あかん! まだ終われない、この話!」って感じになって。

マリン:そうそう。そうなんですよ!

藤井:ちょっと、もう一回ぐらい旅に出てこようかな…と(笑)

マリン:いやいやいやいや、しっかりしてくださいよ(笑)じゃあ、後半戦も行きますか?

        

藤井:はい、行きましょう!

マリン:BLUE BUILD BEYOND、略してブルビ! 全ての職人の価値を高めるウェブマガジン&ラジオです。建設業界を盛り上げるために、たまにスペシャルなゲストをお招きしながら、職人の世界をちょっとずつ面白くしていきます。

藤井:藤井電気設備代表の藤井です。今日もよろしくお願いします!

マリン:そして、お相手は私、マリンです! 関西でモデル活動をしております。よろしくお願いします。

藤井:そして、今日は小林さんもご登場です! 前回、ありがとうございました。

小林:ありがとうございました! 小林です。よろしくお願いします!

藤井:じゃあ、小林さん! 早速なんですが、「マンマルポーチ」について、詳しく教えていただけますか? どんなものを作ってらっしゃるんですか?

小林:私は今、「マンマルものづくり」という事業を立ち上げて活動しているんですけど、主に女性用の生理用品ポーチを作っています。このポーチの特徴は、未使用の生理用品と使用済みの生理用品を一緒に持ち歩けるように設計されているところです。

マリン:それ、めちゃくちゃ便利そうですね! 普通のポーチとは違うんですか?

小林:はい、違います。外見は普通のポーチに見えるんですけど、実際には中に「マイポケット」というスペースが付いています。未使用の生理用品を入れるポケットと、使用済みの生理用品を入れるスペースがしっかり分かれているんです。これで、使用済みのものを他の荷物と一緒にしたくない、という悩みを解消できます。

藤井:なるほど~! 中がちゃんと分かれているんですね。それってどうやって臭い漏れを防いでるんですか?

小林:そこもこだわりなんです。臭い漏れ防止のために、特殊な生地を採用しています。実はこれ、国内のメーカーさんが作られた高機能な記事を使っているんです。そのおかげで、現場などでも安心して使っていただけます。

マリン:それは心強いですね! ところで、このポーチを作るきっかけって何だったんですか?

小林:はい。私は建設業界で働いていた経験があるんですが、その中で「女性用トイレが設けられていない」とか、「サニタリーボックスがない」という現場が多いことに気づきました。そうなると、女性が使用済みの生理用品をどう処理するかで困る場面が多かったんです。現場では男性の職人さんがトイレを掃除することもあったりして…。それで、「女性が安心して働ける環境を整えたい」という想いから、このポーチを開発しました。

藤井:なるほど。小林さん自身の現場経験から生まれた商品なんですね。

小林:そうです。実際に現場で働いていたからこそ、「これがあったらもっと働きやすい」というアイデアが浮かびました。

マリン:本当に現場を知っているからこその視点ですね。ポーチの開発って、具体的にどんなプロセスで進められたんですか?

小林:最初はスモールビジネスとして始める予定だったので、なるべくコストを抑えつつ進める必要がありました。まず、ミシンを使える方にお願いして、試作品を何度も作ってもらいました。その過程で形状や使い勝手を細かく調整して、今の形が完成しました。

藤井:へえ~。試作段階からすごく丁寧に進められてるんですね。で、生産はどこでされてるんですか?

小林:現在は、障害を持たれている方が働いている事業所にお願いして、一つひとつ手作りで作っていただいています。ポーチを作れば作るほど、事業所で働く方々の収入も増えますし、社会貢献にもつながるんです。

マリン:手作りなんですね! しかも、そこに社会貢献の要素が含まれているって素敵です。

藤井:本当にそうですね。現場の課題を解決しつつ、社会貢献も兼ねているなんて、素晴らしい取り組みだと思います。

小林:ありがとうございます。この「マンマルポーチ」が、現場で働く女性たちの支えになるだけでなく、製造を通じて誰かの生活の助けにもなる、そんな商品にしていきたいと思っています。

障害者支援にもつながる製品制作

藤井:いやあ、小林さん。さっきちらっとおっしゃってましたけど、この「マンマルポーチ」、実は障害を持たれている方々の支援にもつながってるんですよね? そこ、もっと詳しく教えてもらえますか?

小林:はい、ありがとうございます。この「マンマルポーチ」の製造は、障害を持たれている方が働く事業所にお願いしています。一つひとつ、ミシンを使って丁寧に手作りで仕上げていただいているんです。

藤井:確かに。僕もそう思います。

マリン:えっ、全部手作りなんですか!? すごい…。

小林:はい、完全に手作りです。で、このポーチを作れば作るほど、事業所で働く方々の賃金が上がる仕組みになっているので、製造そのものが社会貢献につながっています。例えば、ポーチがたくさん売れると、その分だけ製造に関わる方の収入が増えるんです。

藤井:めちゃくちゃ素敵な取り組みですね! 製品を作ることで、障害を持たれている方々の生活を支える仕組みになってるわけですよね。

小林:そうなんです。やっぱりこのポーチを購入していただくことで、使ってくれる方が快適になるのはもちろんなんですけど、それと同時に製造に関わってくださる方々の生活や環境も少しずつ良くなっていく。それを目指して、このプロジェクトを進めています。

マリン:なんだか、使う人も作る人もみんなハッピーになれるポーチですね!

小林:そうなってくれると嬉しいです。製造をお願いしている事業所の方々も、本当に丁寧に作ってくださるんです。例えば、生地の縫い目をきれいに仕上げたり、細かいところに気を配ってくれたり…。だからこそ、すごく温かみのある製品になっています。

藤井:いや~、本当に心がこもった製品なんですね。僕、こういう話を聞くと、ますます応援したくなります! 実際、そういう製造のプロセスって、小林さん自身が直接関わってるんですか?

小林:はい、そうです。最初の試作品の段階から、ミシンを使える方にお願いして一緒に形を考えたり、使いやすい仕様を検討したりしてきました。で、実際に製造をお願いする際には、障害者支援の事業所さんと話し合って、「こういう仕様で作れますか?」とか、「この素材で対応できますか?」という形で進めています。

マリン:それ、結構大変そうですね。でも、一つひとつ丁寧に進められてるんですね。

小林:はい、時間はかかりますが、その分、出来上がった製品に対する思い入れが強くなるんです。作り手の方もすごく丁寧に仕上げてくださるので、本当にありがたいですし、私自身ももっと頑張ろうって思います。

藤井:いや、ホントに素晴らしい取り組みです。こういう「作る人にも意味がある」っていうプロジェクトって、なかなか簡単にできることじゃないと思うんですよね。

小林:そうですね。でも、やっぱり「誰かの役に立ちたい」という想いが、活動の原動力になっています。

マリン:いや~、私、この話聞いただけで、もうポーチが欲しくなりました(笑)

藤井:それわかります! このラジオを聞いている方も絶対に「応援したい!」って思ってると思いますよ。

小林:そう言っていただけると本当に嬉しいです。

マリン:でも、ちょっと気になったんですけど、例えば、柄とか色とか、カスタマイズとかってできたりするんですか?

小林:実は、できます! ポーチの一部のデザインや色を変更したり、お気に入りの生地を持ち込んでいただくことも可能なんです。

マリン:えっ、それすごい! オリジナルポーチが作れるってことですよね?

小林:はい! 例えば企業さんとのコラボ企画で、ロゴやカラーを入れたデザインを採用することもできます。今後、そういった展開もどんどん広げていきたいと思っています。

藤井:お、じゃあ「ブルビ」仕様のポーチとか作れます?

小林:もちろんです! ぜひやりましょう!

マリン:やったー! もうめっちゃ楽しみです!

藤井:小林さん、本当にありがとうございます。この「マンマルポーチ」、もっと多くの方に知ってもらって、作る人も使う人もみんながハッピーになれる活動をどんどん広げていきましょう!

小林:ありがとうございます! そうなれるように頑張ります!

女性用トイレに入る男性職人

藤井:いや~、小林さん。今日のSNSの投稿で見たんですけど、「女性用トイレに男性職人が入る」っていう話…。あれ、本当にあるんですね?

小林:はい、そうなんです。実際に現場ではよくある話なんですよね。もちろん、「限界だからもう仕方ない!」っていう緊急の場合も分からなくはないんですけど…。でも、当たり前のように気にもせずに入られる方がいるのは、正直マナーとしてどうなんだろう? って思います。

マリン:うわ、それは嫌ですね…。現場でそういうことが普通に起こるって、驚きです。

藤井:いや、ホントにそうなんですよ! 普通のオフィスビルやスーパーとかだったら絶対にありえないことが、なぜか現場では許されるというか、「まあ、ええか」みたいな雰囲気で済まされるんですよね。それ、ほんまにおかしい話です。

小林:そうなんです。例えば、現場のトイレって男女共用のところも多いですし、女性用トイレが用意されている現場でも、サニタリーボックスが置かれていないことがあるんですよね。そうなると、女性が使用済みの生理用品をどうするのか、本当に困る場面が多いんです。

マリン:それってめっちゃストレスですよね…。

小林:はい…。私自身も現場で働いていたときに、「えっ、なんでこんな状況なんだろう?」ってすごく不思議に思いました。女性用トイレに入られるだけでも嫌な気持ちになるし、ドアを開けたときに男性が出てきた瞬間のあの感じ…。本当にしんどいんですよね。

藤井:いや、分かります! それ、完全に意識の問題なんですよ。普段なら絶対にしないことを、現場だと平気でやる。その意識の低さが一番の問題ですよね。

マリン:それって現場全体の雰囲気として、「別にいいんじゃない?」みたいな空気があるんですか?

小林:そうですね…。正直、現場では「女性が少ないから仕方ない」とか、「これが現場では普通だよね」っていう諦めの空気があるんです。特に女性職人の中には、「こんなもんだ」と割り切ってしまっている方もいます。

藤井:いや、それはアカンですよ。僕ら男性側がもっと意識を高めなきゃダメですよね。

小林:そうなんです。例えば、朝礼で「タバコはここで吸いましょう」「休憩場所はここです」って言うじゃないですか。その中に、「女性用トイレには絶対入らないようにしましょう」って一言付け加えるだけでいいんですよ。でも、それすら言われない現場が多いんです。

藤井:いや、それ、ほんまそうですよね! それをちゃんと注意喚起してくれるだけで、意識が変わる人って絶対いると思うんですけどね。

小林:そうですね。あと、やっぱり女性側も声を上げていくことが大事だと思います。「こういうの嫌だよ」って伝えないと、現場全体の意識も変わらないと思うので…。

マリン:でも、小林さんのポストみたいに発信してくれる方がいると、きっとそれを見て考える人も増えると思いますよ!

小林:ありがとうございます。自分の経験から感じたことを発信するのって、ちょっと勇気がいりますけど、少しでも現場が良くなるきっかけになれば嬉しいなって思ってます。

藤井:いや、本当に素晴らしい取り組みだと思います。現場全体の意識を変えるには、僕ら男性側もちゃんと協力しなきゃダメですからね。

マリン:でうん、絶対にみんなで変えていきたいですね!

小林:はい。私もできることを地道に続けていきたいと思います。

藤井:いや、それ、ほんまそうですよね! それをちゃんと注意喚起してくれるだけで、意識が変わる人って絶対いると思うんですけどね。

小林:そうですね。あと、やっぱり女性側も声を上げていくことが大事だと思います。「こういうの嫌だよ」って伝えないと、現場全体の意識も変わらないと思うので…。

藤井:いや、それ、ほんまそうですよね! それをちゃんと注意喚起してくれるだけで、意識が変わる人って絶対いると思うんですけどね。

小林:そうですね。あと、やっぱり女性側も声を上げていくことが大事だと思います。「こういうの嫌だよ」って伝えないと、現場全体の意識も変わらないと思うので…。

藤井:いや、それ、ほんまそうですよね! それをちゃんと注意喚起してくれるだけで、意識が変わる人って絶対いると思うんですけどね。

小林:そうですね。あと、やっぱり女性側も声を上げていくことが大事だと思います。「こういうの嫌だよ」って伝えないと、現場全体の意識も変わらないと思うので…。

マリン:でも、小林さんのポストみたいに発信してくれる方がいると、きっとそれを見て考える人も増えると思いますよ!

藤井:いやもう、絶対応援したいです!

小林:ありがとうございます!

藤井:では、次回もビヨンドな話題をお届けしていきます! また次回お楽しみに!

藤井&マリン&小林:Bye Bye!