「マンマルポーチ」の紹介・マンマルポーチ開発プロセス

現場での自身の経験をもとに、生理用品用ポーチを開発した小林さん。生理用品を持ち運ぶ際の不便さを解消するためにつくられた、デザイン性と実用性を兼ね備えた製品であることが分かります。マンマルポーチの特長は、未使用の生理用品と使用済みのものを分けて収納できるポケットがあること。消臭機能を持つ特許取得素材も使用されています。女性の苦労を知る小林さんならではのアイデア力が発揮されました。

小林:今、「マンマルものづくり」という事業を立ち上げて活動しているんですけど、名前の通り、ものづくりの事業です。で、どんなものを作ってるのかというと、女性用の生理用品ポーチを作っています。これ、未使用の生理用品と使用済みの生理用品を一緒に持ち歩けるポーチなんです。

藤井:うんうん!

小林:見た目は、普通のポーチに見えると思うんですけど、実際に開けると、マイポケットが付いていて、未使用のものを入れるスペースと、使用済みのものを分けて収納できるんです。

藤井:すごいですね。

小林:で、このポーチの素材なんですが、臭い漏れの心配がない特殊な生地を使っていて…。実はこれ、障害を持たれている方が1つ1つ手作りで作ってくださってるんですよ。

藤井:ええっ、それはすごい! 社会貢献も兼ねてるんですね。

小林:はい。現場での経験をもとに、「こんなものがあったらいいな」と思って作りました。やっぱり現場だと女性用トイレがなかったり、サニタリーボックスが置かれていないことが多いんですよね。

        

マリン:はい。それで、自分自身の経験も踏まえて、このポーチを開発しました。

藤井:で、このポーチ、令和5年度の創業スクールのビジネスプランコンテストで優勝したんですよね?

         

マリン:すごい~!

小林:はい、そうなんです! この「マンマルポーチ」を発表したところ、審査員の方々に高く評価していただいて、優勝することができました。

藤井:いや、本当にすごい! 実際、これを作るにあたって、いろんな会社さんが関わったり、資金的な問題もあったと思うんですけど、その辺はどう進められたんですか?

        

小林:最初はスモールビジネスとして展開しようと思っていたので、なるべくコストをかけずに試作品を作っていきました。ミシンが使える方にお願いして、何度も試作品を作ってもらい、最終的に今の形が完成しました。

藤井:うんうん。

マリン:最初はスモールビジネスとして展開しようと思っていたので、なるべくコストをかけずに試作品を作っていきました。ミシンが使える方にお願いして、何度も試作品を作ってもらい、最終的に今の形が完成しました。

         

小林:最で、生産に関しては、障害を持たれている方々が働いている事業所にお願いしています。一つ一つ手作りで、丁寧に仕上げていただいています。

         

マリン:本当に手作りなんですね~!

         

小林:はい。このポーチが使われることで、事業所で働く方々の賃金が増えたり、社会貢献にもつながるんです。

         

藤井:それ、もう素晴らしいですね。うん、僕、本当に感動しました。

  

障害者支援にもつながる製品制作

障害を持つ方々の手によって、丁寧に作られている「マンマルポーチ」。障害者就労支援事業所と連携することで、「マンマルポーチ」の制作が障害者の雇用創出や社会貢献にもつながることを願う小林さん。その想いに感動する藤井。

小林:生産は、障害を持たれている方々が働いている事業所にお願いしています。一つ一つ手作りで、丁寧に仕上げていただいています。 ポーチが使われることで、事業所で働く方々の賃金が増えたり、社会貢献にもつながるんです。

藤井:素晴らしいですね。本当に感動しました。 これを聞いている方々に特に伝えたいのは、「お金がないからできない」「タイミングがないからできない」っていう理由で諦めるのは、違うんですよね。やる気と想いがあれば、コストを抑えつつも、ちゃんと行動に移して、プランコンテストで優勝することだってできるんです。そこからいろんな方に支援していただけるようになって、一歩一歩進んでいけるわけじゃないですか。それが本当にすごい! 小林さんの言葉とか活動には、温かさがあふれてて、聞いてるだけで癒されますよね。

 

マリン:本当そうなんですよ。トゲがないって、こういうことを言うんやなって感じるんです。

「女性用トイレに入る男性職人」

現場で、女性用トイレを利用する男性職人が多いことを明かす小林さん。女性職人が安心して働ける環境をつくるために、トイレ利用をはじめとするマナーの問題を指摘しました。藤井も業界全体での意識改革の必要性を訴えました。

藤井:小林さんがこれから建設業界に興味を持ってくれる若い人たち、特に女性に向けて伝えたいことってありますか?

小林:まずは建設業界に興味を持ってくれてありがとうございます! 外での作業が多いので、夏は暑いし冬は寒いし、体力的にもコミュニケーション的にも大変な部分はあります。でも、それ以上に、人の温かさに触れることができる仕事だと思います。 言われたことだけをやる仕事じゃなくて、自分でアイデアを出して、それを形にしていけるのが建設業の良さでもあると思います。だから、ぜひ気になったら一歩踏み出してみてほしいですね!

藤井:素晴らしいメッセージ! 本当にこの業界に来てくれてありがとうございます!僕、やっぱり職人たちが好きなんですよ。現場の温かさにもすごく触れるし。ただ、「胸を張ってこの業界に来てよ」って言えない部分もあるんですよね…。 だからこそ、この「ブルビ」を立ち上げて発信してるんですけど、もっとこういう場所を作って、みんなで問題を考えたり、いい方向に進んでいけるきっかけにしたいなって思ってます。

若手世代へのメッセージ

藤井:小林さん、本当に今日は素晴らしいお話をありがとうございました。最後に、これからの活動について告知とかあれば、ぜひお願いします。

小林:「マンマルポーチ」を、これから企業さん向けに展開していこうと思っています。もし興味がある方がいらっしゃったら、ぜひお問い合わせいただければと思います!

マリン:いやもう、絶対応援したいです!

藤井:僕も応援してます。これからも、何かあればブルビとして全力でサポートしたいと思ってます!

小林:ありがとうございます!

藤井&マリン&小林:Bye Bye!