黒子さんの職人キャリアと独立の道

藤井:お願いします!じゃあ、簡単に自己紹介をお願いしてもいいですか?

黒子:はい!僕は茨城県に住んでいる27歳、黒子翔太です。よろしくお願いします!

藤井:お願いします!ちなみに、お仕事内容はどういう感じですか?

黒子:えっと、住宅・アパート・マンションなどの外壁塗装や内部塗装をやらせてもらってます。

藤井:それはもう足場とかも組むんですか?

黒子:住宅の場合は自社で足場もやってます。でも、さすがに大きい建物はちょっと怖いんで、そこは専門の業者さんにお願いしてますね。

マリン:え、すごい!藤井さんと同じですね!

藤井: ほんとだ!今までで一番遠くまで行ったのはどこですか

黒子:え……。沖縄っすね。


藤井&マリン:え、スゴッ!

藤井: ちなみに沖縄のどの辺に行ったんですか?

黒子:沖縄のど真ん中、那覇ですね。

マリン:あ、那覇なんですね!実は私、ちょっと沖縄に住んでたことがあって……。

黒子:あ、そうなんですね!

マリン:そうなんです。沖縄が好きすぎて、つい聞いちゃいました(笑)

黒子:沖縄、いいとこですよね〜。

マリン:ね、いいですよね!ほんまに!

藤井: ちなみに沖縄の仕事って、どういうルートで来たんですか?

黒子:僕が沖縄好きすぎて、よく遊びに行くんですけど、そこで出会った方からの紹介ですね。

藤井:なるほど、繋がりで広がっていった感じですね!

黒子:そうですね。沖縄って、どんどん人と繋がっていくんですよ。

マリン:分かります!私も沖縄に行くと、絶対に友達ができるんですよね(笑)

藤井:これ、あるあるですよね。でも、この話だけで1時間ぐらい話せちゃいそうなんで、一旦ストップしましょう(笑)

マリン:本当ですね(笑)

藤井:さて、黒子さんってまだお若いじゃないですか。職人としてのキャリアって、聞ける範囲で教えてもらえますか?

黒子:もちろんです!僕は中学校を卒業してすぐ職人の世界に入りました。それで5年間修行をして、20歳の時に独立しました。

藤井:え、すごっ!じゃあ、独立して今7年目ってことですよね?

黒子:もそうですね。今年で8年目に入ったところです。

藤井:法人化したのはいつ頃ですか?

黒子:法人にしたのは25歳の時ですね。だから今、3期目に入ったところです。

藤井:なるほど〜!でも最近、人材不足とかってよく言われるじゃないですか。実際のところ、どうですか?

黒子:そうですね。今年で8年目に入ったところです。
職人業界のリアルと人材問題

藤井:人材不足とかってよく言われるじゃないですか。実際のところ、どうですか?

黒子:そうですね。僕の肌感覚なんですけど、自分の周りには20代、30代の職人が結構多いんですよ。だから、いないわけじゃないと思うんですよね。

藤井:確かに。僕もそう思います。

黒子:僕の会社も今、職人が10人近くいるんですけど、年齢的には自分より年下か、せいぜい1個上ぐらいですね。だから、思っているほど若い職人がいないわけではないと思います

藤井:平均年齢、めっちゃ若いですね!

マリン: ね!すごい!

藤井:じゃあ、塗装の仕事をやっていて、大変なことも多いと思うんですけど、一番面白いと感じる部分ってどこですか?

黒子:やっぱり、やった分だけ結果が出ることですね。それに加えて、お客さんが喜んでくれるのがすごく嬉しいです。そこが職人としての一番の魅力かなって思いますね。

藤井:今も現場に出てるんですか?

黒子:はい、出てますね。

藤井: 一緒ですね!やっぱり現場に出ないとムズムズしちゃいますよね。

黒子:そうなんですよ。職人社長あるあるですよね(笑)

藤井:そうそう!「現場に出るな」って言われるんですけどね。でも、事務所にいるだけだと落ち着かなくて……。

黒子:分かります!なんか、人に任せられないわけじゃないんですけど、自分が動いていないのにお願いしてるっていう状況がモヤモヤするんですよね。

藤井:分かります!なんか、人に任せられないわけじゃないんですけど、自分が動いていないのにお願いしてるっていう状況がモヤモヤするんですよね。

黒子:はい。でも、いつかは「社長、現場に来なくていいですよ!」って言われるぐらいにならないとなって思ってるんですけど、まだまだですね(笑)

藤井:めっちゃ分かる!僕も早く「来るな」って言われたいけど、まだ言われないですね(笑)

マリン: でも、仮に言われてもお二人とも結局行きそうですよね?


黒子&藤井:行きますね(笑)

藤井:ところで、マリンちゃんから何か聞きたいことありますか?沖縄の話以外で(笑)

マリン: はい(笑)。黒子さんのプロフィールを拝見した時に、独立のきっかけが「働いていた会社でいじめに遭ったから」と書かれていたのが気になっていて……。よければ、その時のことを聞いても大丈夫ですか?

黒子:ああ……はい、大丈夫です。僕以外の人が同じミスをしても、そういう人には丁寧に教えているんです。でも、僕が同じミスをした時は後ろから蹴っ飛ばされたり、「何やってんだよ!」って怒鳴られたり……。そういう感じでしたね。

マリン: えぇ……。それって、そんなに昔の話じゃないですよね?

黒子:そうですね。7年ぐらい前の話なんで、わりと最近です。

藤井:今でもそういう文化が残ってるんですね……。

黒子: めちゃくちゃ残ってますよ。

マリン: 私、そういう話って部活の寮生活をしている子たちからしか聞いたことなかったんですけど、会社でもそんなことがあるんですね……。

藤井:現場に行くと、他の業者さんが社員に暴言を吐いている場面とか、普通に見ますからね。

マリン: なんでそういうことが起こっちゃうんでしょう?私が関わってる建設業界の方って、藤井さんとか黒子さんみたいに、絶対そんなこと言わなさそうな人ばかりなんですけど……。

藤井:いや、でも僕も現場では厳しく言う時はありますよ。やっぱり危険なことも多いんで。

マリン: それは、安全のために必要なことですよね。でも、黒子さんの話はそういうのとは違うじゃないですか。明らかに理不尽な感じというか……。

黒子: そうですね。でも、多分僕らも少なからずされてきた側だからこそ、「自分が関わる人には同じことをしたくない」って思うんですよね。

藤井:分かります。そういう負の連鎖を止めたいっていう気持ちは強いですね。

マリン:本当に、そういう人ばかりになってほしいな……

藤井:でも、難しいんですよね、この業界って。

黒子:そうなんですよ。

藤井:建設業界って、「学歴がなくても、自分の腕一本でのし上がれる」みたいな良さがあるじゃないですか。でも、それと同時に「俺みたいになれよ!」みたいな強い口調の経営者も、まだまだいるんですよね。

黒子:そうそう。だから難しいなって思います。
職人のあるあると仕事のやりがい

藤井:じゃあ、ちょっと話題を変えて、職人あるあるみたいな話って何かありますか?

黒子:職人あるあるですか……うーん。

藤井:例えば、職人さんって朝ご飯にカップラーメンを食べてるイメージあるんですけど、それってあるあるですよね?

黒子:ああ、それはありますね!弁当とカップラーメンのセット(笑)

マリン:え、それって一人分なんですか?

黒子:はい、一人分です(笑)。

藤井:あと、職人としてのやりがいとか楽しさって、黒子さんの中でどんなところにありますか?

黒子:やっぱり、お客さんに「綺麗になったね!」とか「頼んでよかった!」って言ってもらえるのが一番のやりがいですね。

マリン:それは嬉しいですね!

黒子:めちゃくちゃ嬉しいですよ!お茶を出してもらっただけでもすごく嬉しいですし、夜ご飯まで勧められた時なんかはもう……めっちゃ嬉しいですね!

マリン: へぇ〜!それは絶対にやったほうがいいですね。

藤井:うん、お客さんの対応次第で、こちらも気持ちが変わるっていうのは確かにありますよね。

黒子:そうですね。特に建設業界って、人と人との繋がりが大事ですから。

藤井:じゃあ、法人化しようと思ったきっかけって何だったんですか?

黒子:シンプルに「軌道に乗ったな」と思ったからですね。1年間、仕事が途切れなくなったタイミングで「今がその時だな」と。

藤井:それ、めっちゃ大事ですね。

黒子:はい。安定してきたら法人化しようと思ってました。

藤井: やっぱり、一番大事なのはコツコツ積み上げることですね。

黒子:そうですね。お客様との信頼関係が何よりも大事です。

藤井:じゃあ、今後の目標とか展望って何かありますか?

黒子: そうですね……。やっぱり、もっと成長して、最終的には「社長、現場に来なくていいですよ!」って言われるくらいの会社にしたいですね。でも、まだまだです(笑)

藤井:分かります(笑)。僕も早く言われたいですけど、現場に行っちゃうんですよね。

黒子: そうですね、結局好きだからやってるんだと思います

マリン:本当に素敵なお話、ありがとうございました!

藤井:では、次回もビヨンドな話題を届けていきます!それではまた次回!



藤井&マリン&黒子:Bye Bye!
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